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侵略は濡れ衣? 空自幕僚長更迭

空自トップを更迭 懸賞論文で「日本の侵略ぬれぎぬ」

 航空自衛隊トップの田母神(たもがみ)俊雄・航空幕僚長(60)が「我が国が侵略国家だったというのはぬれぎぬ」と主張する論文を書き、民間企業が主催した懸賞論文に応募していたことがわかった。旧満州・朝鮮半島の植民地化や第2次大戦での日本の役割を一貫して正当化し、集団的自衛権の行使を禁じる現行憲法に疑問を呈している。政府見解を否定する内容で、浜田防衛相は31日、田母神氏の更迭を決めた。

 政府は同日深夜の持ち回り閣議で、田母神氏を航空幕僚監部付とする人事を承認した。


ま、当然の人事ですね。
というかね、我々保守派と左派との争点は対米戦(大東亜戦争)の意義に関することであって、支那事変に関しては双方「侵略だった」というのが共通認識だったはず。
……どさくさにまぎれて支那事変までも正当化するのは、看過できませんよ。

「そんなの関係ねぇ」の時は、軍人としては政府の言うところに動くだけだということで、支持しましたが……これはいくらなんでもありえない。

論文は、以下で読むことが出来ますが……

アパグループ第1回真の近現代史観 懸賞論文受賞者発表

…………。
……この人、マジで言ってるのか……???

人口が増えたことが植民地経営が上手く運んだ証拠だった(アメリカ支配のフィリピンやフランス支配のインドシナ、イギリス支配のインドなど、人口が増えたが上手くいっていたとはいえないところはたくさんある)とか、支那事変は陰謀だとか、植民地解放は日本の力だ(最後の一撃を加えたのは事実だが、それまでに崩壊しかかってた)とか、日本軍の軍規が厳正だった(日露までは言えるかもしれないが、南京攻略時の兵站状況を考えているのか疑問)とか、その上で「日本が侵略国家というのは濡れ衣」です。

そして以下のように締めくくっています。

 日本というのは古い歴史と優れた伝統を持つ素晴らしい国なのだ。
私たちは日本人として我が国の歴史について誇りを持たなければならない。人は特別な思想を注入されない限りは自分の生まれた故郷や自分の生まれた国を自然に愛するものである。日本の場合は歴史的事実を丹念に見ていくだけでこの国が実施してきたことが素晴らしいことであることがわかる。嘘やねつ造は全く必要がない。個別事象に目を向ければ悪行と言われるものもあるだろう。それは現在の先進国の中でも暴行や殺人が起こるのと同じことである。私たちは輝かしい日本
の歴史を取り戻さなければならない。歴史を抹殺された国家は衰退の一途を辿るのみである。


確かに、日本は素晴らしい国ですし、誇るべき歴史もたくさんあります。
ですが、それと日本のかつてやった悪行とはまた別の問題です。
国家が組織として行った悪行と、個人の犯罪を一緒くたにするのはまさに暴論。
日本は、1000年2000年にわたる長い歴史を持っているのです。たかだか最近1世紀の悪行を認めたところで、誇る心は揺らぐわけありません。
まさしく、「嘘や捏造をして」自国の戦争が正しかったと思わなくとも、自分の国を愛することはできるはずです。なのに、どうしてこのようなことをするのか。理解に苦しみます。

日本は長い長い歴史を持っています。60年前に歴史が始まったわけではありません。当時を捏造してまで正当化する必要はないのです。

最後に、ちょっと長くなりますが、西ドイツ首相のフォン・ヴァイツゼッカーの演説を持って締めさせていただきます。

歴史に目を瞑る者は、未来に対しても盲目である」という名言で知られるこの演説ですが……その一文だけでもこのことへの強烈なメッセージになりえますが、その後も読んでいただきたいです。

(前略)

若い人たちにかつて起こったことの責任はありません。しかし、その後の歴史の中でそうした出来事から生じてきたことへの責任があります。

(中略)

 人間は何をしかねないのか。これを我々は自らの歴史から学びます。でありますから、我々は今や別種の、よりよい人間になったなどと思い上がってはいけません。
 道徳に究極の完成はありえません。如何なる人間にとっても、また、如何なる土地においてもそうであります。我々は人間として学んでまいりました。これからも人間として危険に晒され続けるでしょう。しかし、我々にはこうした危険を繰り返し乗り越えていくだけの力が備わっています。
 ヒトラーはいつも、偏見と敵意と憎悪とをかきたて続けることに腐心しておりました。
 若い人たちにお願いしたい。
 他の人々に対する敵意や憎悪に駆り立てられることのないようにしていただきたい。
 ロシア人やアメリカ人。
 ユダヤ人やトルコ人。
 オルタナティヴを唱える人々や保守主義者。
 黒人や白人。
 これらの人たちに対する敵意や憎悪に駆り立てられることのないようにしていただきたい。
 若い人たちは、互いに敵対するのではなく、互いに手を取り合って生きていくことを学んでいただきたい。
 民主的に選ばれた我々政治家にもこのことを肝に銘じさせてくれる諸君であってほしい。そして範を示してほしい。
 自由を尊重しよう。
 平和のために尽力しよう。
 公正をよりどころにしよう。
 正義については内面の規範に従おう。
 今日五月八日に際し、能うかぎり真実を直視しようではありませんか。



※私の主張は「批判」であって、そう彼が主張することを「物理的に封殺する」目的にはありませんので、あしからず。


【追記】
Mukkeさんが私の言いたいこととほとんど同じことを言ってくれましたのでご紹介。

 しかし一方で,先の大戦の記憶ゆえに,改憲を拒む人びともまた存在する。改憲派のすべき事とは,そうした人たちを「サヨク」「売国奴」などと罵る事ではなく,その人たちに向けて,わが国が周辺諸国を侵略するような事態は起きないであろうし,われわれにはそれを阻止できるだけの良識が備わっている事を示す事ではないのか。あの悲惨な大戦の反省の上に新しい憲法は築かれるのだと説得する事ではないのか。それができなければ,いつまでも「解釈改憲」なんていう,法治国家の基本に悖る状態が継続するだけだ。

 航空幕僚長ともあろう人間が,酒の席の放言などではなく,論文でこのように主張する事が,どれだけ改憲派の不利にはたらくか*1。

 無能な働き者の歴史修正主義者に国益を毀損されるのには,もううんざりだ*2。


【追記2】
自由には責任が伴います。言論の自由と発言の責任をごっちゃにする人がいるので、注意として書かせていただきます。
このことは、こちらさんのブログにて詳しく書かれていますのでご紹介。
http://7c7c.seesaa.net/article/108895833.html

なお「言論の自由」を云々する意見も有るようですが、バカ言っちゃいけねぇ。シビリアンとは立場が違う。「軍」という国家で最も凶暴であるべき暴力装置の「現役(ここ大事)」高官が政府方針と大きく食い違う意見を公式の場で述べたりすんのは、クーデターが頻発するような発展途上国だけ。卑しくも賢くも「先進国」の冠かぶってる国で、そんな事が許された例を俺は知らない。もし、知ってる方が居たら教えて欲しい(はい、ドイツ軍士官学校の教授の例を思い浮かべた方は、教授の身分がどうだったかを精査してからにしてくださいね(苦笑) 現にイスラムを侮蔑し「彼らを撃つ事は楽しみだ」と発言した米軍高官は「公的に叱責( publicly upbraided )」された。

主人が指し示した方向と別の方向に走り出そうとする番犬は処分されて当然なのだ。番犬には主人を噛み殺す力が与えられている。

もし噛み殺す力が与えられていないなら、それは番犬の用をなさない。

麻生さんもいっていますね。「立場が立場だから適切ではない」と。
こういうのは軍服脱いでやるなり匿名でやるなりすればいいわけで。わざわざ自分の立場を晒した以上、責任とって職を追われるのは仕方ない。

【追記3】
私が「この人なら信用できる」と思っている、この論文(笑)で参考文献にされている秦郁彦氏がコメント出していました。

【日本の近現代史に詳しい現代史家の秦郁彦さんの話:

論文は事実誤認だらけだ。通常なら、選外佳作にもならない内容だ。 私の著書「盧溝橋事件の研究」も引用元として紹介されているが、 引用された部分は私の著書を引くまでもなく明らかなデータだけ。 事件の1発目の銃弾は( 旧日本軍の)第29軍の兵士が撃ったという 見解には触れもせず、「事件は中国共産党の謀略だ」などと書かれると誤 解される。非常に不愉快だ。」

秦氏は事実を捻じ曲げるような人ではないので、自分の長年の研究をこんな風に捻じ曲げられたらそりゃ怒りますよね^^;

※朝日がミスった模様→http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20081101/p1
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27件のコメント

[C756] 同感です

こんにちは!ヴァイツゼッガーの名言を引くとは、さすがですね。
田母神幕僚長、こういう人が、こういうところのトップをやっているとは・・・。
嘆かわしい限り。ま、こういうヘンなのが点在するのが、防衛省なのですかしらね。巷の一般人にもいますし。
ネオナチの若者は、いまだにドイツにいるし、この間は、かつてのクー・クラックス・クランも顔負けの、オバマ暗殺を企てようとした若者もいたくらいですから。いつの時代でもいるものなんですね。

でも、逆に、歴史の真実に眼を見開き、真っ向戦った人も、現実にいたことを知るたびに救われる思い。

最近、観た実話もののDVD。ドイツ映画の「白バラの祈り」、アメリカ映画「アメリカン・ギャングスター」。途中、長過ぎて眠くなりそうでしたけど、すご過ぎて感動しました。あっスミマセン調子に乗りすぎて長文になっちゃった、失礼しました^^;
  • 2008-11-01
  • ひょっこりネエヤ
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  • 編集

[C757]

最後にどんな付け足しをしようが、更迭について「ま、当然の人事ですね。」という以上、あなたが言論封殺を肯定しているのは明らかです。

朝日新聞の記事についてはヴォルテールを引用して「私はあなたの書いたものは嫌いだが、私の命を与えてもあなたが書き続けられるようにしたい」と庇っているのに、幕僚長は言論によって立場を失っても当然というのは
ずいぶん恣意的な判定ですね。

[C758]

>ひょっこりネエヤさん
まぁ、自爆してくれたおかげで彼のような人が空自のトップじゃなくなったので、良しとしましょうか(というか、そう思わないとやってられない^^;)。
貧困の白人層のよりどころが白人至上主義っていいますからね……こういう国粋主義的なところに飛びついてしまうのかもしれません。

>757さん
責任問題と言論統制と、ごっちゃにしてませんか?
彼が言うことを物理的に阻止するのはあってはならないでしょうから、彼がそう発言することを止めることはできません。
ですが、彼はそう発言した責任はとらなければいけません。社会に発信するということは、責任を引き受けるということです。それが嫌なら発言できないのです。
これは「責任」の問題です。そこを履き違えないようにしてください。かつて軍部が政治を壟断した結果、どうなったか。よもや忘れたとは言わせません。
言論の自由とは、「批判されない自由」ではありません。批判し、批判し返す自由です。
そして自由には責任が伴います。責任のない自由など、ただの自分勝手です。

[C759] 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

[C760] 歴史認識

大概の戦争は仕掛けたほうが侵略な気がしますね。
自分も負けずにチャーチル首相の歴史の名言を残させていただきますね^^
「過去を遠くまで振り返ることができれば、未来もそれだけ遠くまで見渡せるだろう」

やっぱり、公人って大変だなと^^;
普通に私人としていうならばいいような気がしなくはないですが、やっぱり太郎の云うとおりですね・・・。
大東亜共栄圏なんていうのも正直大義名分ですし。

歴史に誇りを持つのはいいですけど、戦争が正当化されることは許されないです。当然です。
確かに枢軸国が完璧に悪とは云いません。でも東アジアでの悪行が正当化されることにはなりませんよね。

歴史認識は難しいです・・・。

すいません乱文で・・・。

[C761]

>マーキスさん
歴史修正主義者っていうのは、どうも「過去を見ている」つもりで歪んだ過去を見ているためか、未来を見ることができないようでして……
下手に隣国に敵対するだけとか、政治的に友好国なところへ戦争吹っかけろとか、第1次世界大戦の原因を知らないとしかいえない言動平気でやりますからね、彼らは。

発言の責任、なのでしょう。
特に軍人なら、更迭されてしかるべき発言でしたし。

実際、こういうこと言ってる政府要職についていない人はいっぱいいますしねw
言論弾圧なら彼らの発言も封殺されているはずなのに、新風とかは大手を振って街宣している。
どこが言論弾圧かと^^;

……ちょっと愚痴が過ぎてしまいましたか^^;

[C762]

758さん
以前
>「表現の自由」という一般論ではなく、この件で「とりあえず今はそっとしておく」には
>どうすればよいかお考えになられたほうがよいかと。
という批判に対して
>こう断りを入れましても、貴方の仰ることは言論封殺に他なりません。
>そのことをまずは認識すべきでしょうね。(2008-10-24)
と「言論封殺」扱いした方が、今度は
>言論の自由とは、「批判されない自由」ではありません。批判し、批判し返す自由です。

と言えるとは思いませんでした。
ご自分への批判を「言論封殺」で済ませる人が批判の自由を唱えるとは、
一貫性がないですね。



[C763]

>762さん

まったく飛んだご冗談をw
私がどうやって物理的社会的にROM人氏への言葉を封殺したというのですか?w
あの文脈でなぜかそのように判断し、何度も私にコメントを返されたにもかかわらず、未だその認識ですか?
読解力がないんですね、わかります。
第一、私がここで言ったことと、ROM人氏のブログが荒れたことに何の関係が?
向こうが荒れたのは、私が新風批判のエントリをアップしたこと。そして、向こうが勝手に私と無関係な人を私と同一人物認定して荒れた。ただそれだけ。
それを私の責任ってのは、無茶があるでしょう。損なので私の言を封じていれば、それは当然言論封殺ですよ。そんなこともご理解いただけないと?

もう、これで何度目ですか。
はっきり言って、日本語を母国語としているにもかかわらず日本語が通じない相手とは、あまり話ししたくないんですがw

貴方がやっているのは議論ではないです。いちゃもんです。すでに説明済みのことを何度も手を変えて質問し、「議論が尽くされていない」とか言ってループさせる。。人の言う事を聞かない人が延々主張を繰り返せばどんな議論だってループ化できてしまいますから。こういうループ化したやりとりは門外漢には「議論が継続中である」という印象を与える効果があると。
これ、歴史修正主義者の使うロジックの中でも典型的なものですねw

ま、勝手に騒ぐのは構いませんが、私以外の人に迷惑がかからないようにお願いしますよwww

[C764]

>all
気楽に行きましょう。
牙を剥かずとも意見は言うことはできます。
一人一人に考えがある。
それでいいではありませんか。
相手を従わせようとする事はくだらない事です。
発言が正しく、狂信者でなければ左右関係なく影響を受けるのだから…

>本題について
原文は読んでいませんが、この件に関して、私は時代が彼を許さなかった。
それだけだと思います。
時代が違えばまた結果も違ったでしょう。
注)私は、久間氏の意見を支持しない。

>納得させる事
九条の会に突撃したことがありますが…
彼等を説得する事はむずかしいでしょう。
ループが終わっている。
結果ありきの論理展開ならまだしも、結果で結果を論理展開。

>皆に問答
感情と論理の関係をどう考える?
私は正反対ではなく、表裏一体と考えている。
  • 2008-11-01
  • あのね申す
  • URL
  • 編集

[C765]

>あのね申すさん
>時代が違えばまた結果も違ったでしょう。

時代が変わろうとも、これに関しては非難されるでしょう。軍人が政治を壟断することはあってはなりません。
戦前でさえ、こんな発言は支持されるわけないですよ。二・二六事件のとき、阿南陸軍中央幼年学校長は「農民の救済を唱え、政治の改革を叫ばんとする者は、まず軍服を脱ぎ、しかる後に行え」と、極めて厳しい口調で語ったとのことですし。
原文を読めば、あの論文がそもそも論文の体裁をとっていないこと、論文と嘯くことが出来ないほど参考文献が乏しいこと、その参考文献さえ孫引きであること、というか、論拠が全て陰謀論でしかないこと等々……
内容が酷すぎる上に、自身の立場も考えないという軍人とは思えない有様なわけで。
実際に麻生さんも批判してますしね。「立場が立場」と。
この2点はごっちゃにしてはいけませんよ。
ひとつが、内容が酷いこと。これ自体も単体で批判の対象です。
そしてもうひとつ、立場をわきまえないこと。麻生さんの発言がその全てです。

>感情と論理の関係をどう考える?
分野が違う、でしょうか。
例えば、自然科学や法学に関することでは論理が優先。
ですが、文学に論理を持ち込むのはナンセンス。
と言った感じですね。それぞれ得意分野、苦手分野がありますし。
正反対でもありますが、それぞれ重なる部分も多分にある。ただ、その優劣は分野ごとにつけなければ、例えば法学や自然科学で感情を持ち込まれてはそもそも話にならない……といったところでしょうか。

[C766]

こちらでは初めまして。

>保守派と左派との争点は対米戦(大東亜戦争)の意義に関すること
そうだったんですか。じゃあぼくは左派なのかもしれませんね。対米戦争も含めて間違っていたと思いますから。一応右派と名乗ってはいますが。

>人口が増えたこと
これについては,そもそも人口は増えていない,という指摘もあります。
http://ameblo.jp/scopedog/entry-10150341914.html

>日本軍の軍規が厳正だった(日露までは言えるかもしれないが、南京攻略時の兵站状況を考えているのか疑問)
日清戦争時に,陥落した旅順で非戦闘員などの虐殺が行われたりしているので,むしろ日露戦争が例外だったといえるのではないかと。日露の時は海外に自国を一等国と見て欲しいという目的があってロシア人捕虜を厚遇しましたが,裏を返せば他国の目のない場所での軍紀は酷いものでした。

次のエントリも参照して下さい。
http://d.hatena.ne.jp/Mukke/20080829/1220009444

嘘や捏造で歴史を粉飾しないと愛国心が持てないような,そんな貧しい国が日本なのだとぼくは思いたくありません。まったく同意見です。

[C767]

>mukkeさん
私も保守派を自認していますが、対米戦は極力避けるべきだったというタイプですし(どの段階で、という話にもなりますが)。
政治思想的にどうだっていう話と、歴史認識はまた別の話でしょうし^^;
ハルノートを突きつけられた段階で当時の日本政府は開戦しても仕方ないという意見や、それでもなおハルノートは正確には最後通告じゃないのだからもっと粘るべきだったという意見。それ以前に仏印進駐とかするなよという意見や、支那事変なんてやってんじゃないという意見。保守派にもいろいろありますし。

なお、私は「満州事変とか支那事変とか起こしたことが死亡フラグ」だという意見と、「ハルノートを最後通牒だと思い込む理由もわからないわけじゃない」という意見の両方持っているので……なんとも言いがたい歴史観ですが^^;

>日清戦争時に,陥落した旅順で非戦闘員などの虐殺が行われたりしているので,

まぁ……戦争に伴う悲劇とはいえ……残念なことです。
日露が例外なのは有名な話ですが、それを日本軍の普遍的な特徴ととらえる思考がいかに危険かという……^^;

>嘘や捏造で歴史を粉飾しないと愛国心が持てないような,そんな貧しい国が日本なのだとぼくは思いたくありません。

ええ、まったく!
本当にこの国が好きなら、この国のいい面悪い面双方を見ることが出来るはずなんですよ。その上で、批判するところは批判する。そして反省し、未来に活かす。
……なのに、彼ら歴史修正主義者の行っていることは、さながら一面のみを見て熱狂する……なんといいますか、偶像性というか……そんなものを感じており、「本当に愛国心があるのはどっちだ?」と思ってしまうのです。
少なくとも、歴史修正主義者の持っているのは愛国心ではないでしょう。愛国心は、歴史を捏造しなくても、十分持てるものですし、そんなことが必要ないくらい、日本は魅力的な国だと思います。

……と、こんな風に感じるあたり、右派なのかも知れませんが^^;

[C768]

763さん
>私がどうやって物理的社会的にROM人氏への言葉を封殺したというのですか?
事実誤認、または揚げ足取りですね。あなたがROM人氏への言葉を物理的社会的に封殺したなどという発言はなかったでしょう。あるのならlogを示してください。
(下で引用した部分に反応しているとしたら、それは揚げ足取りというものです)
あの意見は「彼をそっとしておきたいのなら、ここでもとりあげないほうがいいでしょう」ということだった思いますが。
確かにあなたへの批判になりますが、批判する自由はありますね。
そして、あなたがそれに対して「言論封殺」という言葉を使ったのは事実です。

ご自分への批判を「言論封殺」で済ませる人が批判の自由を唱えるとは、
一貫性がないのですね。
コメントを引用します。
結局あなたは
>とりあえず今はそっとしておくに越したことはないでしょう。
と呼びかけ(ライトな言論封殺?)つつ、ご自分はblogの記事にしてもかまわない、
その結果荒れるのは他人のせいというダブルスタンダードを用いていらっしゃるようですね。
ご自身の行動が何を生むかまでお考えが至らないようなのが残念です。
(以上引用)


[C769]

>768さん

なんともユカイなご高説ですねwwwww
とりあえず、言論封殺の意味と、自由には責任が伴うということを、中学校の公民の教科書でも探してきて見てみてくださいよ^^

[C770]

彼の言葉を時代が受け入れなかった。
だから、彼は相応の罰を受けた。
その罰を受けた者にさらなる批判を浴びせる行為を私は好みません。
故に、私は久間さんの意見を支持しないのです。
もちろん、久間さんの意見を間違いというつもりはありません。


今はPCからなので、違和感を感じました。
「過去の悪行」という言葉です。
私の意見を言いいます。
もしも、中立的かつ批判的に見ていれば「過去の事」になっているでしょうから、「悪行」この言葉に久間さんの感情が入っていると感じました。
  • 2008-11-02
  • あのね申す
  • URL
  • 編集

[C771]

>あのね申すさん
不拡大方針を無視してずるずると南京まで攻め込み、兵站を無視したせいで現地徴発(略奪)を全面的に行い、兵站がアレだったせいで軍規は緩みまくって兵士が強姦や殺人を犯して、それを黙認する師団長、止めたくても止められない司令官。
で、南京では捕虜を取っておいて殺すと。

人道上問題ある行為をやってしまった以上、「悪行」という認識がなされなければならないでしょう。
人間の命を意味なく奪うのは悪であるという共通認識が持てなければ、全ての戦争は相対化されてしまいます。そんなことはありえません。

[C772]

歴史的事実の証明はもの申しません。
右翼の言う事にも一理あるものはあるのでどちらとも判断しかねるが立ち位置なので。

しかし、少し屁理屈を申します。
共通認識を持っていると仮定して話す事は客観的でしょうか?
「九条は世界で平和憲法と言う認識がある。だから日本は攻められることがなく平和憲法が守ってくれる。」これに近いものを感じます。
日本の特定思想の人が共通認識と謳う事が本当に世界的に共通認識なら九条は各国に取り入れられているでしょう。

久間さんは共通認識だと思っていた。
しかし、私は客観性の欠如と見ていた。
私たちの二者間でも共通認識ではなかったのです。
私は共通認識だとは思えません。
私個人の視点からみると主観に見えます。
もちろん、建前上は共通認識だと思っています。
  • 2008-11-02
  • あのね申す
  • URL
  • 編集

[C773]

>あのね申すさん
人権はコンセンサスを得ているという前提でなければ、現代の国政を論ずることはできません。
実際、人権宣言が国連で採択されていますし、このことは覆しがたい事実です。
一方憲法9条なんか、日本一国の問題。同列に語るのはナンセンスです。

>しかし、私は客観性の欠如と見ていた。

人権は国際的にコンセンサスを得ている。これを共通認識といわずして何なのでしょうか?
建前上と仰るかもしれませんが、その建前が重要なんです。
貴方が思えなくとも、すでに社会はそのようにして動いています。

[C775]

769氏
結局事実誤認にも揚げ足取りにも先日のご意見との一貫性のなさにも
反証はなしですね。

あと、2ちゃんねるみたいな返し方はあまり感心できませんよ。

[C776]

>775さん
もしかして、本当に気付かないんでしょうか?
重症ですね。
反証以前に議論になってないですよ。それ以前のことでも延々と揚げ足取りしているのはどちらでしょうかね?w
延々とループさせておいて、勝利宣言ですが。
最強さんは強いですねーw

何度も言いますが、貴方のしていることは議論ではない。
私がここでエントリを書くこととROM人氏のブログがあれることの因果関係さえ示せず、自由と自分勝手の意味さえわからず、責任のあり方さえ理解できず、話をループさせることだけには余念がなく、それを指摘されては勝利宣言。
サヨクとか、歴史修正主義者とかのよくある手ですね、わかります。

[C777]

自分は歴史に学ぼう、反省しようとかそういう考え方は害にもなるもんだし、
歴史「観」はどうぞご自由にっていう考えですから、空自幕僚長がどう思うといいんですが
論文見ていてあぁ、これは学術論文のような内容・質では到底ないな、と。
空自幕僚長ということもあって近現代史の専門家ではないようですが、
分量といい二次引用の多さといい、
未だ史実確定されていないコミンテルン陰謀説とか集団的自衛権のくだりとか
「政治オピニオン」的な色合いが濃い懸賞だと思いますね。


しかし、職務と言論となるとちょっと他人事とはいえない事件なんで興味津々なんですが、
彼は自衛官で特別職公務員なわけで論文内容が真実か否かは別にして
自衛隊法違反の線で責められるでしょうねぇ。
民間人なら単に論文の内容を批判されてオシマイなんですが、
こういった職責負ってる人は政治的な言論は制限されるんで更迭自体は間違いじゃないですね。
  • 2008-11-02
  • 何某
  • URL
  • 編集

[C779]

確かにこれは・・・責任を求められて当然でしょう。
完全に綺麗じゃないと「誇る」ことが出来ないのか。
上に立つ以上、それくらいの寛容性はもってほしいものです。

何というか、最近余りにもくだらない話題が多すぎるように思えます。
今までは、私自身の政治に対する知識が薄かったがために、
ちっとも議論らしい議論にならなかったのを覚えてますが、
最近は、その話題にすべきもの自体が・・・なように思えます。
もっとも、こうした見解に至ってしまうのも、
視聴率第一主義者たちの陰謀なのかもしれませんが。
もちろん、今の私に政治的な知識があるとも到底思っていませんし、
国語力があるとも思ってはいませんが・・・。

にしても・・・本当に最近ひどい話題が多いです。
  • 2008-11-02
  • 百合田大手駅東口
  • URL
  • 編集

[C784]

>何某さん
>自分は歴史に学ぼう、反省しようとかそういう考え方は害にもなるもんだし

ただ、やっちゃったことを棚に上げて同じ過ちを繰り返すのは、人間的にどうよ? って話にもなりますし。
まぁ、内心どう思うかは拘束できませんが、ああいう形で発表したからには批判されるでしょうね。

>民間人なら単に論文の内容を批判されてオシマイなんですが

ええ。彼はこういうこと言いたいなら、まず制服を脱ぐべきだったんです。(二・二六事件参照)


>百合田大手駅東口さん
本当に、早い目にメディアリテラシーに関するまとめつくらないとなぁ……と思う今日この頃。

[C786]

776氏
中傷する時間があったら、論破すればいいと思うのですが。

結局事実誤認にも揚げ足取りにも先日のご意見との一貫性のなさにも2ちゃんねるみたいな返し方という記述にも反証はなしですね。

それから自分のblogで2ちゃんねるレベルの中傷をすると軽蔑されますので、
ご忠告まで。

[C789]

秦氏の論説を掲載した新聞社への指摘があります。ご参考までに。
http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20081101/p1

[C796]

>786 さん
弁論術を弄する人相手に議論するのは時間の無駄ですからね。ソクラテスが命を張ってくれましたし。

>mukke さん
承知しました。注釈つけておきます。

[C816]

確か人権宣言はWW2の後の話でしたよね?
だから、WW2以前の話を現在の認識で判断するのはあまり好まないですね。
後からできたルールで以前の事を悪し様に言う事は良い事とは思えません。
だから、私は過去の一点における一つの出来事として捉えています。
「悪行」と言う主観はどうにも学ぶための邪魔にしかならないような気もします。
統計に限らず、無限の見方ができると思います。
はじめから悪行という視点で見てはそのバイアスがかかるのではないでしょうか?
逆に悪行ではなかったという視点で見てもそのバイアスがかかるのではないでしょうか?

追伸。共通認識として言うならば「戦争の放棄」は平和と言えないでしょうか?
  • 2008-11-08
  • あのね申す
  • URL
  • 編集

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プロフィール

久間知毅

Author:久間知毅
ニコニコ動画で数学・物理・世界史替え歌、語学(独・仏・露)講座などをうpしている者です。
今年から大学生になりました(情報工学科)。

アニメ・ゲーム『Myself;Yourself』の舞台となった町在住だった(過去形)。

ネタ・講座系マイリスト→こちら
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